建築家が見た靴のアート:靴設計の裏側

建築と靴製造は、一見すると関連性がないように思えるかもしれませんが、実は多くの共通点があります。建築家が建物を設計する時、靴デザイナーが新しい靴を設計する時にも、同じような考え方やプロセスが使われることが多いのです。


ファンデーション: 建築における基礎は、靴においてはソールに相当します。どちらも全体の安定性や耐久性を担保するための重要な要素です。靴のソールは、歩行時の快適性や安全性を確保するために特別な素材や技術が使われることが多いです。

構造と形状: 建築家は建物の構造や形状を考える際、利用者の動きや使いやすさ、そして美しさを考慮します。靴デザイナーも同様に、履く人の足の形や動き、さらにはファッション性を考慮してデザインします。

材料選択: 建築家が建物の材料を選ぶ時、耐久性や風合い、コストなど多くの要素を考慮します。靴製造においても、材料の選択は非常に重要です。選ばれた材料は、靴の快適性や耐久性、そして外観に大きな影響を与えます。

環境への影響: 現代の建築家は、建築物の環境への影響を考慮することが求められます。同様に、靴製造も環境への影響を考慮した素材や製造方法が注目されています。

ディテール: 建築における細部の仕上げは、全体の印象や機能性を左右します。靴においても、ステッチや装飾、紐の取り付け方などのディテールが、靴の質やデザインを決定づけます。

建築家としての視点で靴を見ることで、その複雑さや緻密さ、そして芸術性を新たな角度から理解することができます。

nishimura*design

工場勤務後、インテリアデザインを学び、現場での経験を積みました。床仕上げ業者で7年勤務後、早稲田で学び、2級建築士を取得。子供のために検査・審査の仕事をし、現在は建築補助として活動中。模型製作やスタディが得意で、共に働ける仲間を探しています。

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